第2章 花笑み 琲世
朝の日差しで目が覚める。
目を開けると琲世の髪の毛がキラキラと光っていて、すごく綺麗って思った。
すごく心地よくて微睡む…、琲世と私は2人とも裸のまま抱きしめ合って寝ていたみたい。
昨日の夜はあの後も何度も琲世が男の人なんだって教えられた。
寝顔は普段と一緒で天使のように可愛いのに、男の人なんだな…。
「…んん……?」
私の名前を呼びながら寝息をたてる琲世。
愛しいってこういう事なんだ。
「琲世…」
ちゅっと可愛い唇にキスをしてみた。
我ながら大胆…!と、思ったのも束の間、琲世の手が後頭部を支えて深いキスをされた。
すぐに舌が入ってきてもっと、もっと、と奥へ舌を絡ませてくる。
食べられちゃうのかなと思うくらい深くて、息も絶え絶えに。
ぷはって離れた唇。
「はあ、はあ…はあ」
私が肩で息をしてると色気しかない琲世の瞳がこちらを見てた。
「、顔真っ赤だよ」
「~、誰のせい!」
「んふ、ごめんね?」