第1章 花信風 滝澤 /平子
私の配属先は篠原特等の班だった。
アカデミーでもお世話になった不屈の篠原の異名を持つ偉大な御方の下で働ける。
「本日付けでお世話になりますです。
まだまだ新人ではございますがこの班の手となり足となりたいと思いますので御指導お願いします!!!」
篠原特等に会うなり深くお辞儀をした。
「おおおー!か!!
アカデミーの時よりちょっと大人になったんじゃないか?」
なんて、篠原特等は親戚のおじさんのような柔らかい口調で接してくれて、
「はい!身も心も以前より磨きあげてきたつもりです!!!」
「はっはっは!そうかそうか!気合十分で大変よろしい!そうだ!に紹介しとくぞ!俺の相棒 鈴屋什造二等だ」
「什造!お前の後輩だ」
鈴屋先輩は噂によると特例でCCGに入った方のようで、とても強いらしい。
でも少し不思議な人みたい。