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うちの旦那が可愛すぎる。

第1章 出会い


「僕と、結婚してください」

出会ったその日に彼から言われた。
どうしてこうなった?順番間違えてない?と思った。

……彼と出会ったのは、ついさっきまでいた合コンの席。にぎやかな周りの男の子たちに比べて彼は大人しく、静かにお酒を飲んでいた。多分、数合わせの為に来たんだろうな……

でも、わたしは彼が気になった。前髪が長く表情が読めない分、話してみたいと思ったのだ。



「あの…!」

いきなり近づくのは引かれてしまうかも、と思った彼の隣はあっさり座れてしまった。え、この人パーソナルスペースって概念ないの?


「なんでしょう……?」
首を傾げる彼。前髪がさらりと横に流れて目が合う。綺麗な瞳してるなぁ…


「あなたのお名前、教えてもらえませんか」
わたしがそう告げると、彼は少しびっくりした様子でこちらを見つめる。

「僕なんかの名前、気になりますか……?」
自信なさげな声でわたしに問う。

「気になります!」
わたしが押しに押すと、彼はその勢いに負けたのか名前を教えてくれた。

「……みずしろ、けいたっていいます」

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