第16章 俺の幸せ
かかしサイド 続き
で、そのマユはというと…
なぜかサクラ、ナルトをはじめその同期一同と共に火影室にやってきている。
こうもみんなが集まると、火影室がだいぶ狭い。
「で、こんなぎゅうぎゅうに集まって、いったい何なの?」
あきれた俺をよそに、みんなは何も言わずに笑顔だ。
「で、何よ?マユまで黙っちゃって」
そういってマユを見るけど、なんだかはっきりしない様子。
俺の頭にはハテナがいっぱいだ。
そう思っていると
「「「「「かかし先生!!!
おめでとーーーーーーー!!!!」」」」」
と、一斉にみんなに叫ばれた。
「?????」
更に頭に飛び交うハテナ
「え?何なに?」
「‥…今更、火影祝いってこと??」
「‥‥俺、誕生日まだだよ?」
そういう俺に全員大爆笑に包まれる。
ナルト「もーダメだってばよ、かかし先生、面白すぎて腹いてぇ!!」
シカマル「ほんとまだわかんねーのかよ、めんどくせー」
サクラ「かかし先生、ほんっと鈍いんだから。マユさんに捨てられてもしらないわよ?」
そう口々に笑いながらいう部下たちに、頭を掻きながら
「いや~…」
なんて苦笑いしてごまかしてみる。