第15章 結末
かかしサイド 続き
マユの傍で様子を見てくれていた仲間にお礼を言い、少し2人だけにしてもらう。
マユはチャクラが錬ることができなかった。
でもこのボロボロのありさまは…
明らかに戦闘をしたあとだった。
他の忍び達の話によると、ナルトがきたと同時にやってきたマユは、それはひどく冷たい、残酷なオーラと殺気を放った修羅のようだったと。
傷も痛みにも、死への恐怖さえ微塵も感じる様子はなく、ただただ戦闘を続け、暁5人を絶命させたらしい。
周りで見ている誰もが、暁が倒されていくことに喜びを覚えると同時に、彼女の怒りと悲しみを放つ戦闘姿は、最後目を向けることができなかったという。
命を燃やして戦う彼女をナルトが寸前で止め、その後マユは意識を失い、ナルトは彼らにマユを託して、俺と戦かったペインと戦闘になった。
マユはおそらく俺の最後のチャクラを感じて、きっと俺の死にざまをみたのだろう。
俺の死が彼女の停滞していた体を目覚めさせ、その後暴走に走り、復讐の鬼とかしてしまった。
きっと、俺の仇をうてる、うてないにしても死ぬつもりだったんだろう。
ナルトが止めてくれなかったら、間違いなく命尽きていた。