第14章 死よりも重い痛み
ナルトサイド
「ここ…どこだってばよ‥‥?」
ガマの父ちゃん
「母ちゃん!なんでちゃんと木の葉に飛ばさなんだんじゃ!?」
ガマの母ちゃん
「ここは紛れもなく木の葉の里じゃ!あの火影岩をみてみぃ!」
俺が来た時にはもう木の葉は暁に侵略され、あたりは無惨にも何もないただの地とかしていた。
これが、木の葉の、里___?
暁のペインという男は無表情で立ち尽くし
「お前が、うずまきナルトか」
そう言い俺を見すえる。
そこに次々と似たような奴らが5人現れた。
何もかもが信じられないと、立ち尽くす俺のそばに綱手のばーちゃんが瞬身で現れた。
「よくも木の葉を‥許さん!!許さんぞ暁!!!」
みんなこんなにもボロボロになって…
ばーちゃんももう限界をとっくに超えている_____
「ばーちゃん!
…ここは俺がやるから、ばーちゃんは茶でもすすって休んでてくれってばよ。あと誰にも手出ししないように伝えてくれ。誰かをかばって戦うことはできねぇから。」
「…わかった…かつゆを、連れていけ。
暁の情報を持っている…」
「それと…かかし先生は…他の任務で里外なのか?」
「‥‥」
俺は、わかってて聞いたんだ。
「ガマキチ!連れていけ!」
何も答えないばーちゃんを、俺はとがめることもできない。ばーちゃんのショックも俺には痛いほど感じていたから。
仙人モードの俺なら、かかし先生の状況はもうわかっていた。
それでも信じたくなくて。
先生は、いつだって、いつだって俺の少し前に立っていてくれて。
いつも遅刻するくせに、戦闘や俺たちを助けてくれる時は、遅れることは絶対になくて。
ナルト、いくよって傍にいてくれたのに。
何もかもが…許せねぇ__