第14章 死よりも重い痛み
ナルトサイド 続き
その時、暁の一人が大きく手をかざして叫ぶ。
「口寄せの術!!!」
巨大な口寄せ獣が出たかと思うと、それとは別に巨大なチャクラが俺の隣に振ってきた。
その巨大なチャクラの持ち主が叫ぶ。
「口寄せ!!!」
その声に合わせ、巨大な銀の蜘蛛が現れた。
俺の隣には
銀色の髪をなびかせ
冷たい氷のような目をしたマユのねーちゃんが
この世のすべてを恨むような殺気を放ち
まがまがしいチャクラを全身にまとって立っていた____
見つめるのは暁のみ
俺が傍にいることすら見えていないように、ただただその先を見つめている。
マユのねーちゃんはチャクラが錬れず、前線にも復帰できていなかった。
ここまで追い詰められた理由はたった一つ
かかし先生の死___