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第12章 それぞれの思いと戦い


かかしサイド

俺は一気に森を駆け抜けて、これまで血継限界の忍び達がこぞって消えたといわれる場所に向かっていた。
マユは操られてフラフラと歩いていたから、このままいけばギリギリ追いつけるか…




________・・・・

どれだけ走り続けただろう_____

最後の森を抜けると何もない瓦礫がたくさん横たわる開けた荒野に出た。

フラフラと操られているマユの後ろ姿が、その先にある建物の中に吸い込まれていくように入っていった。

マユ‥‥俺も今行く__




俺が建物に近づいてもまるで何も起こらなかった。

ギギギっと重い扉を開け侵入すると、そこには天窓のように大きく開いた天井から夜空がキラキラと映し出されており、その下には5つの処刑台のようなものが立っていた。

もうそこには息絶えた4人の血継限界の忍び達が拘束されている。5人目は…フラフラと操られたマユがそのまま処刑台につるされた。

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