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第8章 金色の太陽の子と私


「ねぇ、なんでナルトくんはもっと強くなりたいの?」

彼からは、強くなりたいといった一点の曇りもない思いが、受け止める拳から感じられた。

「もっともっと強くなって、サスケに追いつきてーんだ。俺、あいつのこと連れ戻さなきゃならねーし。
それに強くなきゃ、誰も守れない。
俺、将来は火影になるんだってばよ!」

サスケくんのことは、かかしから聞いていた。

「火影かぁ~!じゃぁ将来の木の葉の里はまかせたよ、ナルトくん!」

「おう!マユのねーちゃん、もう1回頼むってばよ」

「よし、じゃもう一回やるか!」

そういって、日が暮れるまで2人で修行についやした。

____________

ついつい夢中になっているところを

「はい、2人ともそこまで~」

とかかしに止められる。

「「えぇ~!!!???今すごいいいとこだったのに(だったってばよ)」」

2人でかかしに反論するが、よくよく見れば2人ともすっかりボロボロになっていた。
反論し続けるナルトくんは、一楽のラーメン食べに行こうというかかしの誘いに丸め込まれ、3人で仲良くラーメンを食べにいった。
その夜は、言うまでもなく爆睡で記憶がない。


その後も、ナルトくんが時々修行に誘ってくれた。
素直にうれしかったし、何より楽しかった。

それと同時に、彼がいっていた
「強くなきゃ誰も守れない」
といっていた言葉と、毎回拳をあわせる度に感じる強くなりたいという、曇りない気持ちが私の心を揺れうごかしていた。

その後、ナルトくんも時々任務に行くようになり、あー任務に行くなら修行ないのか…なんて残念に思う自分もいる。

私…なんか変だ______



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