• テキストサイズ

【イケメン王子】野獣なジンさん(R18)

第12章 おはようのキス 番外編(レオンルート)


「ちなみに俺は、お前のことが好きだ。今すぐ抱きたい」
レオンが目の前で私を見据えたまま伝えてくる。
まるで百獣の王だ。眼光が鋭く私を見つめてきて逃れられない。
「わ、私は。。」
私だってレオンのことが好きだって言えたら言いたい。けど!もう遅いよ!レオン以外の人に抱かれてしまってる私が、レオンのこと好きなんていまさら言えるわけもなく。。。
「ちなみに、お前がすでに誰かのものになってたとしても、俺はお前を奪い取るからな」
ビクッと身体が反応してしまう。
「ふぅん、やっぱそういうことか」
レオンは鋭い眼光で私を見つめながら言う。その眼光で心の中までも見透かされてしまっているみたいだ。

「ジンなのか?」
「なんで。。。」
なんでわかるんだろう。
「勘だけどさ。。はぁーそうかー。。ジンか。。」
レオンはやれやれといった顔でため息をつきながら、私の肩に手を回してやおら身体を引き寄せてきた。
「俺はさ、ジンのこと気に入ってはいるんだがな、あいつの恋路をジャマする気も無いんだけどさ、お前のこともそう簡単に諦められないんだよ、わかる?」
「レオン。。」
「俺が上書きしてやる、っていうのも違うな。俺は俺なりの愛し方しかできない。だからロロお前が選べ」
「選ぶって。。」
「これからお前を抱くから、その上で俺とジン、どちらを選ぶかだよ」
「抱くって!ちょっと」
待って欲しい、と振り解こうにもがっしりとした腕が私の身体を拘束していて動けない。
レオンに諦められないって言われて、正直嬉しい。だけど、そんな抱かれてしまっていいのだろうか。頭の中が混乱していて、力が入らない私からレオンは器用に服をはだけさせてくる。

「待って、レオン、その、恥ずかしい」
嬉しいけど恥ずかしい。どんな顔したらいいのかわからない。
「深く考えるなって。ジンと俺とでどっちがいいか、決めたらいいだろ?」
つーっと長い指が肌を滑る。
ピンと突っ張った胸の突起をはじいてくる。
「ひぁ!」
「はは、感じちゃってかーわいい」
目の前の野獣がペロリと舌を出す。
「本気で行くから、覚悟しろよ?」
/ 71ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp