第11章 おはようのキス 番外編(ルークルート)
「んんっっ」
ペロペロと舐められるようなキスをされる。
思わず逃げようとすると、がっしりとした腕に絡め取られて完全に動けない状態にされてしまった。
「ルー、ク。。。」
全然動けない。息もできない。
「んちゅ。。。んっんっっ」
ルークの舌が私の口内の中を味わうかのように這い回る。
「ロロの口の中も甘いな」
熱っぽい目で私を抱きしめながら口づけをしてくるルークは、いつもと違う、まるで飢えた野獣のようだ。
ルークはそのまま私を抱きしめながらベッドの方へと移動する。
「ちょっと、ルークダメだったら!!」
「はいはいもう暴れないの」
必死に暴れて抵抗しようにも長身のルークにとっては他愛もない抵抗のようで全く効いていない。軽くあしらわれてしまう。
「ルーク、もう冗談はやめて!本気で怒るからね」
ベッドの上で、ルークに押し倒されながらも、必死の抵抗を試みる。
「うん、大丈夫。怒ってていいぞロロ。そんなの忘れるぐらい俺がロロを1番気持ちよくしてやるから」
「だからちょっと待ってってば!!」
私の必死の抵抗もむなしく、馬乗りになったルークの下で私は身動きが取れないでいた。ルークが器用に私の服をはだけさせていく。
「ルーク、やだ、恥ずかしいよ。。」
弟みたい、と思ってたルークに裸を見られるのは恥ずかしい。
「そうか?この前、ジンとやってたのもう見てるぞ?」
「!!!」
そう、以前、勉強部屋でジンさんに勉強教えてもらってるうちに、なんやかんやで襲われたことがあり、その時、たまたま入ってきたルークにその様子を見られたことがあったのだった。
「覚えてるの?」
「あんな美味しそうなロロ忘れられるわけないじゃん?」
「忘れてください。。」
「あはは、絶対無理、俺あれ思い出して何度か一人で虚しくやってたこともあったんだからな?」
ルークがあっけらかんと私にそんなことを言ってくる。
「まぁ、はちみつ菓子のお礼ってことで、ロロ食べさせてよ」
「そんなの勝手すぎるから!」
「ジンよりは優しくするつもりだから、安心して」
「だからダメ、んんっ」
口答えしようとする私の唇を黙らせるように、ルークが再度口づけを落としてくる。