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【イケメン王子】野獣なジンさん(R18)

第7章 賭け


「このままお前さんを、ここで抱いてもいいんだけどな。。」
ジンさんが私の蜜壺にくちゅくちゅと長い指を入れながら言ってくる。
「さすがにヤリ部屋で抱くのも気がひけるな」
「!?」
そういえば、ジンさんはここをヤリ部屋って言ってた。
私が周囲に目を向けると、そこは天幕のようなもので仕切られていて、周囲に複数の人の気配も感じられた。
どうも隣にもベッドがあるようで、そこでは激しく男女が交わっているようだった。
私、こんなところに、連れてこられていたんだ。
恥ずかしさにカーッと顔に血が上る。
「お前さんが酔っ払って倒れちまうから一室借りたんだが、さすがにな。ここでヒィヒィ言わせると他の男どもが寄ってきちまう」

「介抱するつもりがちょっとやりすぎたな」
ジンさんは蜜壺から指をぬくと、私の額にキスをして、
「今日はここまでだな」
と笑った。

私の方はというと、散々焦らされた挙句、下半身も熱く疼いてしまっている。
「さ、帰るぞロロ」
ジンさんがささっと私と自分の身支度を整え、私たちは街の酒屋から外に出た。

外は暗くなってしまっていた。
「もうすっかり夜ですね」
私はつとめて平静を装ってジンさんに話しかけた。
今日は、ジンさんと酒場でデートしただけ。ジンさんに遊ばれてしまったけど、私がお酒飲んで倒れたのも落ち度だったし。。

お城に帰るまでに平静を保って、何事も無かったように振る舞わなくては。何かあったなんて、レオンやイヴにばれたくない。
ジンさんはわたしのそんな様子を上から見下ろしてくる。
「・・・」
「・・・ジンさん、、ちょっと見過ぎです」
居心地が悪くなってジンさんに言ってしまう。

「んー今日の酒場デート楽しかったなロロ?」
「はい、、楽しかったです。お料理も美味しくて」
「ロロも美味かったぞ?」
「やめてください」
思い出して顔が熱くなる。
「ロロが美味しかったことは言わない方がいいか?」
「当たり前です!」
私が焦りながら言うと、ジンさんは腰をかがめて上からキスを落としてきた。
「また、そういうこと軽々しくするのも、禁止ですっ」
「ハイハイ。可愛いねぇロロちゃんは。。身体が疼いてしかたなかったら、俺の部屋後で来いよ?」
「行きませんから!」
「強がっちゃってまぁ」
ジンさんの愉快そうな声が闇に響いた。 終わり
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