第18章 幸せ溢れる日
グイッとカカシがわたしを抱き寄せて、みんなに背を向けてわたしに口付ける。
おめでとー!!
ええー!!?
わああ!!!
ピィィイー!!!
罵声と歓声が同時に起こる。
みんなの笑い声に包まれて、おめでとうを今まで生きてきた中で一番たくさん言ってもらって、愛する人と誓い合った。
訳がわからないくらいの幸せを一身に浴びている気分だ。
そう思うと、ずーっとこらえていた涙がついに溢れ出した。
その涙をカカシが優しく拭ってくれる。
みんなが駆け寄ってきてもみくちゃにされながら、わたしたちの結婚式は幕を閉じた。
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