第6章 5話
の怪我も十分保健室の治療で大丈夫とのことだった。
『まぁ大丈夫だとは思ってましたけどね』
リ「なにが大丈夫なもんかい!!
この左腕はもう崩れる寸前だった!
足の裏も肉が抉れて神経まで見えちまってたんだよ!?
それのどこが大丈夫なんだい!!」
あははは、と笑えば笑ってる場合じゃないよ!!とさらに怒られた。
保健室のベッドにはオールマイトと緑谷が寝ている。
オールマイトがベッドを譲ろうとしたが、オールマイトの方が重傷なのでいいとが遠慮したのだ。
リ「ま、なんにせよ命は助かってよかったよ
今回は事情が事情なだけに小言も言えないね」
『(さっきだいぶ怒られたんだけど・・・)』
オ「多分だが・・・私また活動限界早まったかな・・・
一時間ぐらいはまだ欲しいが・・・」
緑「オールマイト・・・」
見るからに元気のないオールマイトに緑谷が心配そうな声をかけるが、こういう事もあると本人は空元気だ。
こんこん、と保健室の扉がノックされ先ほどの刑事が入ってくる。
オールマイトの知り合いの塚内というようでこの本来の姿も知っているそうだ。
オールマイトに生徒は全員無事な事、相澤も13号も無事な事を告げた。
塚「3人のヒーローが身を挺していなければ生徒らも無事じゃあいられなかっただろうな」
オ「そうか・・・しかし二つ違うぞ塚内くん
生徒らもまた戦い身を挺した!!
それにそこの君もね」
塚「?
そういえば彼女は?プロヒーローといわけではないんだろう?」
オ「彼女は職業としてヒーローではないが、この雄英高校を卒業したちゃんと資格を持つ優秀なヒーローだよ」
『いや、そんな大げさな』
オールマイトの過大評価に驚くも、塚内は心なしか目をきらきらさせている。
塚「そうか!!
君も頑張ってくれたんだね!ありがとう」
お礼を言われるのは悪い気はしなかったので、一応はいとだけ返事を返しておいた。