第6章 5話
プロヒーローが駆けつけてくれたおかげで事件はいったん解決した。
校「完全に虚をつかれたね・・・
それより今は生徒らの安否さ」
校長の指示により1-Aの生徒らの安否確認をする。
『緑谷君は歩けないよね?』
緑「はい・・・すいません・・・」
ひとまず緑谷だけでも先生たちの元に返したいと思ったのだが、緑谷は両足骨折しておりは左腕が使えないので運べない。
オールマイトは本来の姿に戻ってしまっているため論外だ。
切「緑谷ぁ!!
大丈夫か!?」
誰か来てくれないかなと思っていれば、近くにいた切島が緑谷を心配してこちらに走ってくる。
一緒に焦凍も向かってくるのはがこちらにいるからだろう。
『なんか切島君と轟君が走ってきますけどいいんですか?』
オ「いやいやダメ!!
止めて止めて!!」
ですよね、と思いながら切島と焦凍を止めようと口を開いた。
セ「生徒の安否を確認したいからゲート前に集まってくれ
ケガ人の方はこちらで対処するよ
あ、先生は連れて行ってあげてくれ」
が声を発する前にセメントスが、とオールマイトの間に壁を作りオールマイトを見えない様にしてくれた。
切「そりゃそうだ!
ラジャっす!!
先生行きましょう!
歩けますか?」
素直にセメントスのいう事を聞いた切島は足をけがしているのことを気にかけているが、今は普通に歩いているためどうすればいいのかわからないようだ。
焦「歩けるわけないだろ」
『わっ・・・』
折れている左肩が当たらない様に右腕側を自分側にしてを横抱きで持ち上げる。
切「そういうことがさらっとできんのがイケメンだよなー」
『しょ、轟君
まだ少しなら歩けるからいいよ』
焦「うるさい」
いまだかつて見た事がないほど不機嫌な焦凍に気圧され、はおとなしく入口まで連れて行かれた。