第6章 5話
『(悟られるな
傷でいえば向こうの方が軽い
今から戦っても勝てる保証はない・・・!)』
オ「さぁどうした!?」
オールマイトの必死の虚勢に今日のところは引き下がってほしいと切に願う。
死「脳無さえいれば!!奴なら!!
何も感じず立ち向かえるのに・・・!」
またいらいらと首をかきむしる死柄木に黒霧がなだめるように言葉を紡ぐ。
黒「死柄木弔落ち着いてください
よく見れば脳無に受けたダメージは二人とも確実に表れている
どうやら子どもたちは棒立ちの様子・・・
あと数分もしないうちに増援が来てしまうでしょうが死柄木と私で連携すればまだヤれるチャンスは充分にあるかと・・・」
黒霧の言葉が聞こえたオールマイトとは目線でやばいと会話をする。
死「うん・・・・うんうん・・・・
そうだな・・・そうだよ・・・そうだ・・・やるっきゃないぜ・・・
目の前にラスボスもうっとうしい女もいるんだもの・・・」
『(ほんとやめてほしい・・・)』
死「何より・・・脳無の仇だ」
黒霧の言葉にやる気を取り戻した死柄木は黒霧とともに向かってくる。
『オールマイト下がって下さい!』
目の前でワープゲートが広がり、オールマイトとを飲み込もうとする。
また実体部分を蹴り飛ばそうと思ったは足に力を入れた。
が、
『緑谷君!?』
さっきまで遠くにいた緑谷がいきなり目前に現れたことに全員が驚いている。
緑「オールマイトと先生から離れろ」
緑谷の拳と死柄木の拳をワープゲートに入れ、緑谷に死柄木の手に触れさせようとする。
『(間に合うか・・・!)』
死柄木が緑谷に触れる前に突き飛ばそうと緑谷に思いきり手を伸ばした。
ドズ、と死柄木の手に銃弾が撃ち込まれる。