第6章 5話
の蹴りは確かに当たった。
だが、それは狙っていた死柄木ではなかった。
『こいつ・・・!』
死「どうやってあの位置からここまで来たのか知らないけど、どんなに早くてもこいつには勝てない」
『しまっ・・・!』
ぶん、と脳無に腕を振られ近くの岩場に叩きつけられる。
咄嗟に腕と棒でガードしたが、棒はばきばきに粉砕してしまった。
『(これ折るなんてなんて力・・・
背中は痛いけどあれのおかげで骨は折れてない)』
先ずは緑谷たちを脳無から離す事が先だとぐっと足に力を入れた瞬間、扉が破壊される音が聞こえた。