第6章 5話
死「さすがに何十人ものプロ相手じゃ適わない
しかも変な予想外のやつもいるしさ
ゲームオーバーだ、あーあ・・・
今回はゲームオーバーだ
帰ろっか」
『は?』
あっさり帰ると言い始めた死柄木の意図が全くわからない。
死「けどもその前に平和の象徴としての矜持を少しでも」
にたぁっと笑った死柄木にぞっとしたは死柄木より一瞬早く飛び出した。
死「へし折って帰ろう!」
左手を蛙吹の顔に向けて伸ばす死柄木の腕を蛙吹に触れる前に蹴り飛ばす。
緑「・・・先生
どう、して・・・」
『早くここから離れて』
死「・・・・だからさぁ!!!
お前なんなの!?ヒーローでもないくせに邪魔すんなよ!!」
『兄が命を懸けて守っているものは壊させない』
もう一発、と足を振り上げた時死柄木がぼそっと呟いた。
死「脳無」