第6章 5話
大分敵の人数が少なくなってきたところで水難ゾーンから大きな水しぶきがあがる。
『(なんであんなところから水しぶきが・・・
他でも戦闘が?)』
生徒たちは全員入口付近にいるのではなかったのかと考えたが、今は目の前の敵を殲滅することだけに集中する。
相「本命か」
相澤の方は大将と思わしき人物と交戦開始。
小さく秒数を呟きながら相澤に向かっていく。
捕縛武器を使いながら死柄木の腹に肘を打ち込む。
死「動き回るのでわかりづらいけど髪が下がる瞬間がある
一アクション終えるごとだ
そしてその感覚は段々短くなっている
無理をするなよイレイザーヘッド」
相「っ!!」
死柄木が触れた肘がぼろぼろになって崩れていく。
『(なにあれ!!)』
咄嗟に反対の拳で死柄木を殴り距離をとる。
離れた瞬間に残っていた敵が相澤を攻撃しに行くがそれをが防いで倒す。
『兄さん!!』
怪我をした相澤を守るために死柄木との間に入る。
死「その個性じゃ集団との長期決戦は向いてなくないか?
普段の仕事と勝手が違うんじゃないか?
君が得意なのはあくまで≪奇襲からの短期決戦≫じゃないか?
それでも真正面から飛び込んできたのは生徒に安心を与える為か?
かっこいいなぁかっこいいなぁ
ところでヒーロー」
相「!!」
何か嫌なものを感じ取った相澤は咄嗟にを突き飛ばす。