第5章 4話
HRと本日の授業は特に手伝うことがないと言われたは、一日事務作業をすることにした。
『(1-Aに関する仕事は緑谷君のコスチュームの修理依頼ぐらいか
他のクラスの人もコスチュームの修理依頼きてるから全部回して・・・)』
やることは山積みなので頭の中で優先事項を考えながら作業を進めていく。
あっという間に昼食の時間になったため、焦凍と約束した階段まで急いで向かう。
『ごめんね
お待たせ』
焦「おう」
先に来ていた焦凍はすでにおにぎりをむしゃむしゃと食べていたがが手に持っている昼ごはんらしきものを見ると、攻めるような目線を送る。
焦「これ、やめろって言ったよな?」
の手にはゼリー飲料。
てっとりばやく栄養がとれるのはわかるが毎日こればかりだと体を壊してしまうのではないかと心配で何度も言っているのには一向に改善しない。
『いや、これ兄さんがいっぱい買ってくるからおすそ分けで貰っちゃうんだよね
ほら、片手で食べられるし手も汚れないむぐっ・・・』
ゼリー飲料のいいところを語っていただったが、途中で焦凍に口におにぎりを突っ込まれしゃべることができなくなった。
焦「別に忙しい時や時間がない時は最悪それでもかまわないが、今日みたいに時間が取れる日はちゃんと食え
それやるから」
『はい・・・
(ていうかこれさっきまで焦凍君が食べてたやつじゃ・・・)』
口の中に入ってきたおにぎりを今度はがむしゃむしゃと咀嚼する。
おとなしくおにぎりを食べ始めたに満足した焦凍は次のおにぎりに手を伸ばした。