第3章 2話
焦凍の誕生日からは入学準備などで忙しく会えない日が続いた。
そんな中平和の象徴オールマイトが来年度から雄英高校で教師として勤めることが決まったと連絡があった。
『オールマイトさんか
会った事ないけどみんなの憧れのヒーローだしすごい人なんだろうな
(焦凍君の憧れの人でもあるし)』
相「あの人は良くも悪くも目立つ人だ
おそらく一年を受け持つことになる」
『そうなんだ
兄さんもまた一年生の担任するんでしょ?』
相「ああ」
校「そこで先生に頼みがあるのさ!」
にゅっと相澤の捕縛武器から出てきたの校長は器用にするすると地面に降り立つ。
『私に頼み、ですか?』
なぜか嫌な予感しかしない。
校「相澤先生は今年度の1-Aを全員除籍にしてしまっただろう?」
『はい
(けどあれって・・・)』
校「別に先生方の方針に口を出すつもりもないし、相澤先生がそう判断したなら仕方ないとは思う
けどね、入試にもお金、かかってるんだよね」
ずいっと、の顔に指を突き出してくる校長の後ろで、相澤は無表情で突っ立っている。
『存じてます』
校「つまり何が言いたいか、ということなんだけど
先生に来年度の1-Aの副担任をしてもらいたいのさ!」
『え・・・』
言われた言葉に処理が追い付かず助けを求めるように兄をみるが、すでに聞いていたのが先ほど同じように無表情のままだ。