第3章 2話
そうこうしているうちに焦凍の帰る時間になる。
焦「ん」
恒例とばかりに焦凍が両手を広げて待っている。
しかし告白されたためいつもより抱きしめにくい。
なかなか抱きついてこないにしびれをきらした焦凍がの腕を引っ張って自分に抱きつかせる。
焦「いつもやってんだろ?」
『そ、そうだけど・・・
やりいくいっていうか、心の準備がいるっていうか・・・』
焦凍に抱きしめられながらもごもごと何か言っているが、焦凍の”嫌なのか?”という言葉に嫌じゃないよと返せばじゃあいいだろと抱きしめる力を強めた。
『(なんかいつもこのパターンのような・・・)』
流されている感じがするが、嫌ではないことは事実で反論ができないので黙っていることにした。