第3章 2話
『はい、できたよ』
焦「ん」
もう瞼が閉じかかっている焦凍の肩を叩くとはっとしたように目を開いた。
焦「・・・ねみぃ」
『見ればわかるよ
寝るなら布団で寝てね』
焦「ん」
もそもそと布団に入る焦凍。
眠そうな目を少し開けながらまだいろいろと動いているを見る。
焦「寝ないのか」
『別に寝てもいいんだけどこういう特別な日って早く寝るのもったいなくない?』
次の日が休みで今日は年末。
せめて日付が変わるぐらいまでは起きてても良いだろうが、お子様は眠たいようだ。
『先に寝ていいよ』
焦「・・・も寝ろ、来い」
布団を少しめくり自身が寝ている横をぽんぽん叩いている。