第15章 14話
焦凍が満足したタイミングでふっと腕の力が緩まったので、も手を離した。
焦「悪い・・・」
『ううん』
少し恥ずかしそうな顔をしている焦凍はやはりかわいいなと思ってしまう。
そう思ったのが顔に出ていたのか、むっとした顔をされてしまう。
焦「今変な事思っただろ」
『思ってないよ
かわいいなと思っただけ』
その言葉を聞いてさらにむっとした顔をして距離を縮めてくる。
『えと、その・・・
気に障ったんなら謝る、から・・・』
迫ってくるので後退しようとしたが、手首を掴まれたためさがれない。
焦「別に謝らなくていい」
吐息が当たるぐらいまで顔を近づけてきた焦凍に、は顔を真っ赤にする。
掴んでる手とは反対の手を頬に添えてきて、赤くなって慌てているにふっと笑みをこぼす。
焦「俺がしたいこと・・・わかるよな?」
『え・・・あ・・・///』
焦「まぁわかんなくてもするけど」
の答えを待たず焦凍は自分の唇をの唇に重ねる。
重なった瞬間にがびくっと身体を揺らしたが、逃げる気配はないのでそのまま続ける。
時折から漏れてくる吐息に身体が熱くなる。
手首を掴んでいた手を離し腰を掴んで引き寄せた。
震えながら服を掴んでくるを愛おしいと思う。