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僕のヒーローアカデミア【轟焦凍】

第15章 14話


焦「

抱きしめてもいいか?」

『え、あ、はい』

話題が尽きかけたころ、いつもは聞かないで抱きしめてくるのに聞いてから抱きしめてきた。

焦「・・・ちゃんと帰ってきてるんだな」

『うん』

焦「目の前で攫われた時、生きた心地がしなかった・・・

守ってやれなかった」

『うん

でも助けに来てくれたでしょ』

焦「助けに行ったのに・・・恐怖で足がすくんだ」

『うん

それは仕方ないよ』

焦「俺はを守れるほど強くない・・・」

『そんなことないよ

それにまだまだこれからじゃない』

抱きしめる力がいつもより強い。

焦凍も焦凍でいろいろ考えていたのだろう。

『あの助けが入らなかったら正直どうなってたかわからない

あの場で動けた5人はすごいと思うよ

それに言ったでしょ

私は私のヒーローを信じるって

必ずあの戦況を有利にしてくれるって信じてた

だからありがとう』

焦「・・・もっと強くなるから」

『うん

待ってるよ』

よしよしと頭を撫でれば肩にすり寄ってくる。

そのしぐさにいつも通りになったかと笑う。

甘えたでかわいくてかっこよくて自慢のヒーローなのだから。
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