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僕のヒーローアカデミア【轟焦凍】

第15章 14話


連れ去られた後の敵連合のアジト内。

死「早速だがヒーロー志望の爆豪勝己くん

俺の仲間にならないか?」

爆「寝言は寝て死ね」

『(新しい・・・)』

目を覚ました時にはバーのようなところで椅子に縛られていた。

今のところ勧誘してくるだけで危害は加えてこない。

爆「てか何お前ついてきてんだよ!!」

『まぁ確かに最後爆豪君の手掴んだけど、最終的に引っ張ったのはあの人だよ』

あの人、と言われて目線の先を見れば爆豪をガラス玉に閉じ込めていたMr.コンプレスが立っている。

コ「あのムーンフィッシュを倒した時の残虐性がなかなか見どころがあると思いましてね

連れてきました」

『ああ、そう』

あれは怒りが頂点に達したときの出来事なので正直あまり思い出したくはない。

死「俺この女嫌いなんだけど」

ス「この女はステインが生かした女だ

殺すわけにはいかない」

『ていうかあなた生きてたんですね

もっと深く切っておけばよかった』

トガ「私の友達ですよ、弔君」

ごちゃごちゃといろいろ言ってはいるが、今のところすぐに殺される心配はなさそうだ。


問題があるとすれば、

『(武器は没収されてるしここがどこかもわからない

爆豪君だけでも逃がしてあげたいけどどうしよう・・・)』

の刀は腰から抜かれてはいるが、すぐそばの壁に6本とも立てかけてある。

しかし場所がわかってもこの拘束を解く手段がない。

『(どうしたもんか・・・)』

なにかいい案はないかと思っているとテレビで雄英の謝罪会見が始まった。

『(兄さん・・・)』

メディア嫌いの兄が身なりをちゃんとして今回の事件のことについて謝罪をしている。
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