第15章 14話
あの時爆豪を施設に連れてくるようにと頼まれたのはだった。
それができていればこんなことにはならなかったはずなのに。
死「こいつら二人とも拘束外せ」
荼「は?
女はともかく暴れるぞこいつ」
死「いいんだよ
対等に扱わなきゃなスカウトだもの
そこの女は基本的に武器なしでは何にもできないし、先生が脳無の材料にするって言ってたから丁寧に扱わないとな」
『え、脳無って・・・あれ・・・?』
脳みそ丸出しになるのは嫌だなと思っているとトゥワイスが拘束を解いてくれた。
『(さて、どうやって脱出を・・・
あーあ・・・)』
無傷で脱出できる方法を考えようと思ったのに、爆豪が近づいてきた死柄木を個性で爆破した。
おとなしくしてるつもりはないだろうとは思っていたが、ここまで喧嘩っ早いとは思ってなかった。
爆「黙って聞いてりゃだらっだらよぉ
馬鹿は要約出来ねーから話がなげぇ!
要は”嫌がらせしてぇから仲間になってください”だろ!?
無駄だよ
俺はオールマイトが勝つ姿に憧れた
誰が何言ってこようがそこぁもう曲がらねぇ」
『あははは、さすが爆豪君』
爆破で威嚇してはいるが、恐怖はあるだろう。
いつもより表情がかたい。
それでも強くあろうとする爆豪をは背に隠し守る。
『大丈夫
爆豪君は必ず助かるから』
少し震えている手を強く握り安心させるために笑う。
爆「お前・・・」