第14章 13話
その後暴走した常闇を連れた緑谷、障子と合流し一緒に爆豪を守りながら施設に向かうことになった。
『(女の子の声・・・?
これは・・・)』
先頭を歩いていたが不意に立ち止まりきょろきょろとあたりを見渡す。
焦「?」
『ごめん先行く
蛙吹さんと麗日さんの声がするの
爆豪君はしっかり守られながら来てね!』
爆「ふざけんな!!」
今いる場所と施設、そして二人がいるところは一直線上。
歩いていればこちらに来ると思いは先に二人の元へ走る。
『蛙吹さん!麗日さん!!』
「「先生!」」
舌を怪我している蛙吹に腕を怪我している麗日。
血は出ているがそんなに重症ではないことにほっとした。
二人と対峙している女子高生との間に入り自分の背中に二人を隠す。
ト「あなたも知ってますよ
相澤先生
あなたもカァイイですね」
『女子高生にそう言ってもらえて光栄ですよ』
対峙して身体能力的にはこちらの方が上だと判断した。
だが、個性がわからない以上二人の傍をできるだけ離れたくない。
『二人ともできるだけ私から離れないで後ろにいて』
麗「先生・・・」
ト「私も先生って呼んでいいですか?
お友達になりましょう?」
『お好きに
このまま引いてくれるならお友達になってもいいですよ』
引いてくれないのであれば一瞬の隙をついて抜刀で切り抜けようと、柄に手をかける。