第14章 13話
「「「た、助かった・・・」」」
まだまだ長引きそうだったお説教をが止めてくれたことは最後の笑顔で気づいた。
切「明日・・・今日の3倍だってよ・・・」
鉄「ああ・・・」
絶望的な顔をしている二人はクラスメイト達から励まされている。
飯「とにかくせっかく先生がお説教を止めてくださったのだ
明日に支障がでないようにもう寝ようじゃないか」
その飯田の言葉に逆らう者は誰もいなかった。
焦「(あ、ジャージ・・・)」
返してもらうのを忘れていたので、一応携帯で連絡しておく。
B組は自分たちの部屋に帰り、布団を敷き直し、さぁ寝るかとなった時に焦凍の携帯にメールがきた。
緑「轟君?どこ行くの?」
焦「ちょっとな
すぐ戻る」
携帯を持って出て行ってしまった焦凍に緑谷と飯田は首を傾げるが、まぁすぐに戻ってくるのであればいいだろうと先に眠りにつくことにした。
こんこんと鍵のかかっている扉をノックし、部屋の主が開けてくれるのを待つ。
『あ、ごめんね
わざわざ取りに来てもらって』
焦「いや、別にいい」
焦凍が来たのはの部屋。
貸したままだったジャージを取りに来たのだ。
『もう寝るんでしょ?』
焦「ああ
さっきの説教でちょっと目が覚めちまったけどな」
『みんな元気ありあまってるね』
くすくすと笑うに、焦凍がそういえばと思い出したように言う。
焦「肩、もんでやろうか?」
『え?』
焦「さっき相澤先生に言ってただろ」
『ああ
あれはあの二人を部屋に返す為に言った事だし気にしないで』
大丈夫と肩をぐるぐる回しているが、疲れてないことはないだろうとも思う。
ぐいとの肩を押して部屋の中に入ってくる。
焦「やってやる」
『え』