第14章 13話
が風呂からあがり、まだ起きているかを確認する為に男子部屋の前を通ろうとすると、相澤とブラドキングの怒る声が聞こえてきた。
顔を出して部屋の中を見てみれば、A組B組に分かれてそれぞれ怒られている。
『なにしてるの?』
相「ああ、か
いや、少しこいつらが騒ぎ過ぎたんでな
叱っていたところだ」
『へぇ、元気だね』
他人事のように言うはお風呂上りで眠く、さっさと部屋に戻りたいのだ。
だが、みんなも眠いのにお説教が続くとかわいそうだとも思う。
相「一応明日の肉じゃがの肉は無し
訓練の量は3倍にすることにしたから明日それで頼む」
「「げっ!」」
『はいはい、3倍ね』
の訓練で犠牲になるのは切島と鉄哲。
二人は顔を見合わせて顔を青くしている。
『じゃあさ、肩もんでよ』
相「は?」
『だって明日3倍なんでしょ?
今日だって右手と左手交互に使いながらやって肩凝ったんだからね
見張ってるだけで何にもしてなかったんだからちょっとぐらい労わってよ』
なんで俺が、とぶつくさ言う割には後でもう一度言えばしてくれることは知っている。
『さ、じゃあ明日もみんな早いしお説教もこれぐらいにしとこ
ブラド先生もいいですよね』
ブ「あ、ああ」
行こう行こうと相澤とブラドキングの手を握って出ていくは、立ち去る前に振り向いておやすみと笑っておいた。