第14章 13話
『で、何を聞きたいの?』
ジュースを入れてもらい、ちびちび飲みながら何を話せばいいのかと問う。
麗「うーん、最初から気になってたんやけどそのジャージは誰のなんですか?」
『え、ああ
これはしょうと・・・轟君のだね』
きゃー、やっぱりと黄色い声をあげる女子たちにびっくりしは目を丸くする。
蛙「先生最近轟ちゃんのこと”焦凍君”とたまに呼んでしまっているわ」
『あー、気を付けてるつもりなんだけどなぁ』
拳「え、と話が見えないんだけど先生は轟とどういう関係なんです?」
『轟君が小学生のころからの知り合いでね
最初から焦凍君だったから轟君っていうのに慣れてなくて
変えなきゃいけないなとは思ってるんだけど癖で出てるみたい』
麗「いいよねいいよねそういうの
二人だけの時に呼び合う名前!!」
葉「うんうん
恋人って感じ!!」
『あの・・・恋人じゃないんだけど・・・』
盛り上がる二人には悪いが焦凍とは恋人ではない。
その事実を全員知っているはずなのに、なぜかA組女子は不満顔だ。