第3章 2話
『しょ、焦凍君・・・?///』
焦「なんかあったろ」
真剣な表情で手を握る力を強める焦凍には言いにくそうに眼を泳がせる。
『そ、それは・・・///』
焦「俺はに隠し事してねぇ
も言え」
言わなければ帰らなさそうな雰囲気にはもごもごと言いにくそうに顔を伏せる。
『だ、だってさ・・・
久しぶりに焦凍君に会ったら別人みたいになってるから・・・///』
焦「は?」
もうやけくそだとでも言わんばかりに赤い顔のまま目に涙を溜めて興奮気味に話す。
『焦凍君が悪いの!!
電話してきてくれたと思ったら声変わりしてて知らない人と話してるみたいだったし!!
今日だって久しぶりに見たら背も高くなってて、前まではかわいかったのにかっこよくなってて!!!
別人みたいで恥ずかしいから顔見られない様にするの必死だったのに、焦凍君はいつも通りで私ばっか緊張して!!』
”ばかみたいじゃない・・・”と再びうつむいてしまったに焦凍は驚きでぽかんとしている。
だが言われた内容を改めて考えてみると緊張していたのは自分だけではないとわかり笑いがこみあげてくる。
焦「なんだそれ・・・ふっ」
『笑わないで!!///
わっ・・・』
声を殺しながら笑う焦凍に文句を言おうと顔をあげたタイミングで更に強く手を引っ張られた。