第3章 2話
いつも通り焦凍の話に何度も相槌を打ち、静かに話を聞いてくれるはいつもとかわらない。
焦「あいつのことは生きている限りついて回る
仕方のねぇことだとは思ってんだけどよ・・・」
『まぁ焦凍君なら克服できるよ』
焦「ありがとう」
一通り今日の試験について話すといつもであればそろそろ焦凍は帰らなければいけない時間になった。
『そろそろ帰らないとだね』
焦「そうだな
ところで
今日は変だがこそ何かあったのか?」
最初以外目を合わせていないし、手も握り返してくる、肩に頭を乗せてくる、そして今も目を合わせない。
『・・・何もないよ
そろそろ帰ろうか』
肩から頭を上げ、手を離して立ち上がろうとするの手をぎゅっと握り引っ張る。
バランスを崩したが焦凍の右肩に左手をつく形になる。
反射的にごめんと顔を上げればすぐ近くにお互いの顔。
数秒見つめ合った後、みるみる赤くなっていくの顔に焦凍もつられて少し赤くなった。
『あ、あのごめんなさっ・・・///』
急いで離れようとするの左手もつかみ逃がさない様にする。