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僕のヒーローアカデミア【轟焦凍】

第14章 13話


白熱する腕相撲は、1回戦目で尾白が庄田に負けたところだった。

『庄田君って強いんだね』

焦「みたいだな」

ふあ、とあくびをする焦凍は興味がないのか眠そうだ。

さぁ2回戦となった時に爆豪がの存在に気付いた。

爆「てめぇこんなとこでなにやってやがる!!」

『え、また覗いてた峰田君捕まえたから送り届けに来ただけだよ』

足元を見れば確かに縄で縛られた峰田が転がっている。

(((なんか・・・ごめんなさい)))

峰田がいなくなったことに気づかなかったことも、止められなかったこともものすごく申し訳なくなった。

爆「用事終わったんなら帰れや!!

あとてめぇ何度も同じこと言わすな!

んなかっこで男ばっかのとこ入ってくんじゃねぇ!!!」

ぐいぐいと背中を押して出て行かせようとする爆豪にまだ用事あると言えば、更に顔が怖くなった。

『切島君に・・・あ、ちょうど鉄哲君もいるならこれ使って』

すっと爆豪の手から抜けて切島に救急箱を渡す。

『今日ごめんね

いっぱい切り傷ついちゃったから消毒しといて』

切「あざす!!」

鉄「ありがとうございます!!」

ぺこー、っと頭を下げてくる姿に驚いたのはB組男子。

あの鉄哲が女の人に頭を下げてる、と衝撃だった。

物「え、なになにこの先生

A組の先生だろ!?こんなひょろひょろでよく教えられるね!

それにその恰好はなんです?戦闘に向いているとは全く思えませんが!」

B組の初対面の男子にそう言われ、そんなに変かなと自分の恰好を見下ろす。

『わっ』

焦「下がってろ」

爆「おいものまね野郎

てめぇこいつのこと何もしらねぇ癖になめた口きいてんじゃねぇぞ!!」

焦凍に手を引かれB組から見えないところに隠され、爆豪はに文句をつけた相手に怒鳴っている。

緑「取り敢えず轟君、ジャージとか着せてあげた方がいいんじゃない?」

焦「そうだな」

焦凍が自分のジャージをに着せてファスナーを上まで閉めた。
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