第14章 13話
焦「爆豪も言ってた通りあんまそういう格好でうろうろするな」
『いつもみんな見てるコスチュームじゃない?』
ぶかぶかのジャージを着たは不思議そうに首を傾げるが、危機感が全く伝わっておらずA組男子はもやもやしている。
鉄「物間!!お前先生はすげぇんだ!!
そんな口きくな!」
物「ええ・・・どうしちゃったのさ鉄哲」
爆「けっ、見た目でしか判断できねぇとはてめぇも大したことねぇな!!」
物「そんなにその先生がすごいってんなら証明してみせてよ!!」
爆「あ?」
物「一体何がそんなにすごいわけ!?
鉄哲はすごいところ見たかもしれないけど僕は知らないんだよね
ねぇどこ?そんなひょろひょろの体でまさか怪力とか?それとも個性?ねぇ」
めちゃくちゃ攻めてくる物間にA組男子たちは言い返す言葉がない。
筋力に関してはないのは知っているし、個性も大したことはない。
爆「ちっ・・・おい、お前何ならできんだ」
『え、いや私なんにもできないよ・・・?』
迷った挙句本人に聞いてみたが、そういえばこいつは自己評価が極端に低かったんだと聞いたことを後悔した。
物「やっぱりなんにもできないんじゃないか!!」
ははは、と高笑いする物間にA組男子は拳を握りしめる。
切「悔しいけどどうやって先生のすごさを伝えるか・・・だよな」
鉄「ああ・・・」
むしろ崇拝者となっている切島と鉄哲はなんとかして伝えたいが、うまく伝える方法がなく唸っている。
『別に私すごくないし、気にしてないから大丈夫だよ』
じゃ、腕相撲頑張ってと出て行こうとするをあわててA組が止める。
上「ここで帰っちゃだめですよ!!」
瀬「そうっすよ!言われっぱなしになるじゃないですか!」
必死な様子の生徒に帰りづらくなってしまう。
助けを求めるように焦凍を見れば諦めろと首を振っている。
正直めんどくさいがA組が困っているなら仕方ないと、部屋に戻った。