第14章 13話
夕食後風呂の時間になったが、昨日の峰田の事もあるので男女の入浴時間はずらすことになった。
だが、ずらすだけでは心もとないのはA組女子全員がわかっている事。
『じゃ、行こうか』
を筆頭にA組B組女子全員で峰田をこらしめることになった。
今の時間はB組の入浴時間なのでB組女子に入浴しに来たかのような演技をしてもらう。
八百万はドライアイスで視界を遮り、会話をしているB組女子の横でのぞき穴の確認をA組女子で行う。
『(あ、あった)』
5㎜ほどの小さな穴が開いており、おそらくこれだろうと思ったはこっそり手を上げて耳郎を呼ぶ。
ちょんちょんと穴を指させば耳郎が頷く。
その穴に耳郎がイヤホンジャックを差し自分の心臓の音を注入する。
峰「うぎゃああああああ」
峰田の叫び声が聞こえ、やっぱりかと次は芦戸が酸を出して壁を溶かした。
そこには逃げようとしている峰田の姿。
『こりないね・・・』
八「やはり警戒しておいてよかったですわ」
拳「ほんと、ありがとね」
麗「峰田君、覗きはあかん!」
蛙「いつか捕まるわよ、峰田ちゃん」
葉「あっ、ドリルとか持ってきてるよ!
用意周到すぎっ!」
女子全員に攻められ反省するかと思いきや、全員が服を着ていることに怒り出す峰田。
峰「オイラは旅番組の温泉で、バスタオルを使うタレントは認めねぇ派なんだよ!」
訳の分からない事を言いだした峰田にはもう助ける気力も失せて一歩下がる。
女子たちが怒りで震えているからだ。
最終的には脱ぎ始めた峰田に切れた拳藤が個性で気絶させ、戦いは終わった。