第14章 13話
その日の消灯時間後、は風呂上りに相澤の部屋を訪れていた。
相「・・・・お前は、問題しか起こせねぇのか」
『私のせいじゃないじゃんか!!』
ブ「まぁまぁ・・・」
もやもやしすぎて誰かに先ほどの事を話したかったが話す相手が見つからず、悩んだ末には相澤に泣きつきに来たのだ。
明日のスケジュールを組んでいた1-B担任のブラドキングもいる。
相「まぁ・・・うすうすわかってたけどな
というより気づいてなかったのはお前ぐらいだ」
『うそっ!!』
どうして言ってくれなかったのかと抗議すれば、そんなもん人から聞く話じゃねぇだろと言われてしまう。
『で、でも・・・・
私・・・もうわかんないんだよ・・・』
しゅん、としたに相澤はため息をつくとブラドに視線を向ける。
何とかしろという視線なのだが、ブラドもどうしていいかわからない。
ブ「と、取り敢えず様子を見てはどうだ?」
『様子・・・ですか?』
ブ「あ、ああ
の話しを聞く限りでは今すぐ付き合いたいとかそういうわけではないと思うぞ!!」
な?、と言ってくるブラドキングには小さくはいと答える。
相「というかお前の本命は轟なんだろ
何を迷う必要がある
爆豪なんざすぐに振っちまえばよかったのに」
ビールを飲みながら軽く言う相澤には不機嫌そうな顔を向ける。
『別に・・・焦凍君が本命とかじゃないよ・・・
そりゃ・・・何回も告白してくれて嬉しいなとは思うけど・・・』
相「何が引っかかってんだよ」
『・・・・わからない』
相「じゃあ仮に今もう一度轟に告白されたら付き合うのか?」
『それも・・・わからない』
正直相澤はこの非合理的な話にうんざりしている。
けれどそれを言って止めないのは悩みを言ってきているのがだからだ。
相澤は自分でも妹に甘いとわかっている。
ただ、妹が自分に厳しすぎるので自分ぐらい甘やかしてやろうと思っているだけなのだが。