第14章 13話
ブ「その二人だっての意思を無視して無茶をやってくる生徒ではないだろう
ここはやはり様子見がいいと俺は思うぞ」
相「いや・・・・あいつらは何かとやらかすと思うぞ・・・」
え、と相澤の方を見ると真面目そうな顔をしていたので冗談ではないのだろう。
『私もそう思う・・・』
だから悩んでいるのだと、また振り出しに戻ってしまった現状に担任同士でお前がどうにかしろと目線を送り合う。
相「・・・取り敢えずこの合宿中に二人にいろいろ話しかけてみろ
そうしたら何かお前の答えが見つかるかもしれねぇ」
『・・・・・・わかった』
答えの出ない話に、相澤が現状では何の解決にもならない策を言ってみると素直にうなずいたのでやっと寝れると安堵の息をはいた。
『寝る・・・』
はお邪魔しましたと素直に部屋を出ていく。
ちなみに部屋は一人部屋で一応女なので鍵つきだ。
ぺたぺたと遠ざかっていく足音に、相澤はブラドキングにすまないと言う。
ブ「いや、あの子はいい子だからな
生徒に好かれるんだろう」
相「好かれる方向間違ってんだろ
それと私情を挟んで申し訳ないが他言無用で頼む
一応教師と生徒だと周りに示しがつかないんでな」
ブ「わかってる
せいぜい周りにばれない様にしろよ
特に保護者達にはな」
相「わかってる・・・」