第14章 13話
切「先生こけんなよー」
焦凍に目隠しをされたままそろそろと歩くに、心配そうな目が向けられる。
普通のスーツ姿だといつものコスチューム姿より少し頼りなさげに見えるのだ。
飯「轟君、よければ先生の手を俺が引こうか」
焦「わりい
頼む」
一人ではなかなか進まないと判断した飯田がの手を取りこっちだと誘導してくれる。
上「ああやって見たら先生簡単に変な奴に騙されそうだよな」
男湯で二人の男におとなしく手を引かれているを見て上鳴がぼそっと呟く。
爆「実際この間変な奴の個性に取りつかれてたじゃねぇか」
切「確かに
しかも峰田のせいとは言え簡単に男湯に来るってのもなぁ・・・」
砂「その峰田にも優しいしな」
瀬「バスの中でな
あれ正直ほっといたら個性使ってたぜ、多分」
障「先生としては正しい対応なのだろうが、女性としては無防備すぎるということだな」
障子の言葉に周りがうんうんと頷く。
尾「やっぱ強いからじゃない?
なにかあっても大体のことは対応できるって思ってるんじゃないかな」
切「その通りだけどよ
なんかちげーんだよ先生は
大事なところが抜けてるっつーか・・・」
爆「クソ鈍感なんだろ
自分が相手にどう思われてるかを考えねぇで行動して周りを巻き込みやがる
あいつ(峰田)のクソみてぇにわかりやすい視線にも気づかねぇカス女だ」
「「「・・・・・・」」」
爆豪の発言に全員が固まる。