第14章 13話
峰「振り返ればパラダイスだぜ!!
先生ぐらい強かったら一瞬でこっち見て一瞬でもとに戻るなんて朝飯前だよなぁ!!」
ははは、と高笑いする峰田に女湯の女子たちはあきれ顔だ。
『・・・・そりゃ見えちゃったら申し訳ないと思うけど、別に無理して見ようとか思ってないし・・・』
(((そりゃそうだ)))
万が一何かの拍子に見えてしまう事はあるかもしれないが、それは不可抗力だ。
しかもには何のメリットもない。
峰「そんなこと言って内心どう思ってるかなんて本人以外わからねぇ」
(((あ)))
峰田はにばれない様にそーっと壁を登っていく。
焦「、峰田が壁登ってるぞ」
峰「轟ぃいいいい!?」
『おっけー
どの辺?』
焦「真後ろ」
裏切りやがって、と焦凍を睨むがもともと焦凍は峰田の味方ではない。
こうなったらと一瞬だけでもと最速で壁を登っていく。
すっと立ち上がったは洸太を避けて、自分の後ろより少し下に後ろを向きながら刀を向けた。
それはぎりぎり女湯が覗けない位置。
『もしそれ以上上に上がるようなら怪我するだけじゃすまないよ
下に下がるならこのまま見逃してあげる』
切っ先を顔面に向けられている峰田はがくがくと震えている。
洸太はその光景をぽかんと見つめている。