• テキストサイズ

僕のヒーローアカデミア【轟焦凍】

第14章 13話


エンデヴァーとの戦いから林間合宿当日まで、林間合宿の合宿先の手配や補修内容の確認、教材作りなどでまともに焦凍と話す機会がなかった。

そして本日は林間合宿当日。

今日に関しては相澤に普通のスーツで良いと言われたので、コスチュームは荷物の中に入れてある。

飯田の指示によりバスに乗り込み、いざ出発。

ちなみには相澤の横である。

ざわざわと遠足気分で楽しいのか騒ぐ生徒たちに相澤はため息をついている。

相「おい、俺は寝る

一時間後に一回止まるからそれまで問題起こしたりしねぇか見とけ」

『はいはい』

返事を返す前に目を閉じてしまった相澤に苦笑して後ろの生徒たちを見るが、今のところ騒がしいだけで特に何もないだろうと前を向く。





しばらくぼーっと外を眺めていると、上から名前を呼ばれた。

『どうしたの?』

名前を呼んだのは後ろに座っている葉隠だった。

葉「たぶん乗り物酔いだと思うんですけど・・・」

そう言われ寝ている相澤の前を通り過ぎ、顔色の悪そうな青山の元へ行く。

蛙「ずっと鏡を見てたの

だからそれに酔っちゃったんだと思うわ」

『なるほど

大丈夫?』

青「・・・美しい僕を見ていて気持ち悪くなるはずないだろう・・・?」

いつもと態度は変わらないが顔は死にそうな顔をしている。

『轟君、席空けてもらってもいい?

取り敢えず横になった方がいいよ』

焦「わかった」

すっと立ち上がり焦凍が席を空け、蛙吹が窓を少し開ける。

ガシャン、と焦凍は普通の座席より小さい補助椅子を出しちょこんと座った。

その状態を見た緑谷と飯田が慌てて席を替わろうとするが、座れればなんでもいいという焦凍の言葉に食い下がった。
/ 321ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp