第13章 12話
焦凍、緑谷、飯田の帰り道。
焦「今日、ありがとな
応援来てくれて」
緑「ううん!!
エンデヴァーの戦いも見れたし僕は良かったよ!
あ、ごめん・・・」
言ってしまってから大事な人を傷つけられた焦凍の気分を悪くしたかと咄嗟に謝るが、焦凍はいや、と言葉を紡ぐ。
焦「気にすんな
・・・今回は俺もあいつの言う事に気づかされたことがある」
飯「・・・轟君、これは俺が言えたことではないが、過去はどうしようもない
大事なのはこれから先どう行動するかだと思う」
焦「飯田・・・」
飯「先生が君の為に頑張ってくれたことに対して気づけなかった事実は変わらない
だが今後何かあれば今回先生がしてくれたように君が全力を尽くす
それでいいじゃないか」
飯田の言葉に緑谷がうんうんと何度もうなずく。
焦「・・・そうだな
強く・・・ならねぇとな・・・」
今度エンデヴァーの何を言われても立ち向かえるように。
緑「なれるよ・・・
ううん、違うね
みんなで強くなろう、轟君、飯田君」
「「ああ」」
最高のヒーローになるために。
飯「ところで・・・これで先生の決着がついたわけだが・・・」
言いにくそうに緑谷を見ると飯田の言いたいことがわかったのか顔を赤くしてあたふたしている。