第13章 12話
そして終了時間間際。
『はぁっ・・・・はぁっ・・・・
ごほっ・・・』
エ「ふぅ・・・」
倒れているのは。
苦しそうに呼吸を繰り返している。
それでもまだ立とうとする。
エ「あきれた奴だ
まさか焦凍の言葉一つであれから30分も粘るとは思ってなかった」
もう刀を支えにしても立てないだが、エンデヴァーが立っているのに倒れてしまっては負けが確定する。
焦「もう・・・いいだろ・・・」
エ「焦凍・・・」
その様子を眺めているエンデヴァーとの間に、見かねた焦凍が入ってくる。
『焦凍君・・・』
焦「ありがとう
ここまでしてくれて
もう・・・じゅうぶ・・・」
もう十分だと言いたかった焦凍の口はの手によりふさがれた。
言わないでほしいと言うように。
ふっと笑ったは最後の力振り絞り立ち上がる。
焦「なんで・・・」
『言ったはず・・・
必ず勝つって・・・』
焦「けど・・・!」
『頑張れって・・・言ってくれた
だから私は頑張れる・・・』
エ「・・・・・・・」
泣きそうな顔をした焦凍と、まだあきらめていない目をしたを見たエンデヴァーはため息をついた。