第13章 12話
麗「じゃ、じゃあそこまで頑張った先生がプロヒーローにならなかった理由はなんなんですか?」
それは全員が思っていた事。
これだけ強いのになぜプロヒーローでないのか。
相「ま、一番はが自分の評価を過小評価してる
個性が強くない自分はヒーローには向いてないと思い込んでる」
緑「けど、実際は僕たちよりも強いし・・・」
相「お前たちはまだまだ発展途上だ
ここで3年間を過ごしたあいつに勝てなくても仕方ない」
蛙「でも、ヒーローになりたくてこの雄英ヒーロー科に入学したんじゃないの?」
相「もともとやりたいことがないって言うから俺が勧めただけだ
ヒーローになりたかったわけじゃない」
切「じゃあなんで、なんで強くなろうとしたんですか
ヒーローにならないなら強くなくても・・・」
ヒーローを目指している人以外は基本的に自分の個性を伸ばしたり、筋力トレーニングなどもしない。
ましてやこの雄英高校でヒーローになりたいという信念がないのに3年間も過ごせるはずもない。
相「・・・・・ここに入学したての頃、いろんなきっかけになったやつと出会ったらしい」
ちらっと焦凍に視線を向けると気づいたのか、驚いた顔をしている。
相「わかるとは思うが個性把握テストではあいつはいい成績を出せない
座学は問題ないが、基本的にヒーローは実技もできないと成り立たない
他のクラスメイトに置いて行かれてるってので悩んでた時期があってな
は個性を入学してから一度も使ってなかった
使いたいと思える相手もいなかったし、使おうが使わなかろうが実技には影響しないってので変な劣等感をもってた
そんな時に初めて自分の個性を使って笑ってくれたやつがいたと嬉しそうに言ってきたんだ
それが轟、小学生のお前だ」
焦「!!
一番最初の・・・」