第12章 11話
森に入りの周りを囲むように生徒が立つ。
相「おい轟」
焦「はい」
相「・・・・・・不本意だろうがこいつに抱きつかれてろ
今から痛い思いをしなきゃならねぇからな」
焦「わかりました」
来い、と言わんばかりに手を広げられたが恐る恐る服の裾を掴むだけにする。
焦「?
もっと抱きついてこなくていいのか?」
『いやいや、みんな見てるしね・・・』
誰が生徒たちの前で生徒に抱きつけるのか。
相「がそれでいいなら始めるぞ
お前らも準備はいいか」
「「「はい!!」」」
生徒たちの声の後に相澤はの右手首に向かって個性を発動させた。
『!!!』
強すぎる痛みに声にならない悲鳴をあげ崩れ落ちる。
それと同時に生徒たちが立っていられないほどの地震が起こる。
焦「・・・」
いつもよりも何倍も強い力で焦凍に抱きつくは、必死に痛みに耐えている。
焦凍は気休め程度でも気が紛れればとを抱きしめる強さを強めた。
相「(思った以上だ・・・)」
から引きはがされるように出てくる大蛇はまるで終わりが見えない。
緑「こ、この地震いつまで続くんだろう・・・!」
飯「わからない・・・!
先生の体からあいつが抜けきったらだとは思うが・・・」
立っていられないほどの地震。
果てしなく出てくる大蛇。
だがの体の鱗がもうなくなりかけている。
もうすぐだと全員が思い踏ん張る。