第12章 11話
相「今まで報告された中で一番睡眠をとらなかった奴で3日
そこから出てきた寄生物はビルの大きさ程にでかくなって出てきたと聞いてる
で、そこのあほは何日寝てない」
『・・・・・・・・1週間ぐらい?』
「「「1週間!?」」」
嘘だろ、と言いたげな目をしてくる生徒たちにもう申し訳なさしか感じない。
相「変に意識保ってんじゃねぇよ
で、こいつを体から追い出す方法だが寝る事だ
通常であれば体が限界を超えれば意識を失うように強制的に眠りに入る
だが、お前はあと数日は持つだろう」
『まぁ・・・頑張れば』
(((持つんかい!!)))
相「そんなとこまで待てねぇ
そこで俺が個性を解除してお前から引きはがす」
『・・・・できるの?』
できないと思っていたからこそ頼まなかったのに相澤はできると頷く。
相「俺の抹消は対象を直接見ないと消せない
だが、この寄生は最初に噛まれた場所を見れば解除できると思う」
根拠はわからないが相澤が出来ると言えば出来るのだろう。
これで解放されるのかと思ったが、”だが”と相澤が言葉をつづけた。
相「これには強烈な痛みが伴うらしい
しかも寝てない時間が長ければ長い程な
ちなみに3日耐えた奴は気絶したらしい」
『そう・・・』
痛いのかー、と思ったがこれしか方法がないのであれば仕方ないと頷いた。