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僕のヒーローアカデミア【轟焦凍】

第12章 11話


午後のヒーロー基礎学の時間。

以前サバイバル訓練をしたグランドΩに来ていた。

コスチュームを着たを見て生徒たちは絶句している。

『ま、こんなの気持ち悪いよね』

体中にまとわりつく様に出ている鱗。

生徒たちが引くのも無理はない。

麗「ち、違うんです!!」

目に涙をためながら抱きついてくる麗日には驚いて力を入れるのが遅れ、しりもちをつく。

『麗日さん・・・?』

麗「こんなになるまで・・・一人で我慢させてしまって・・・

気づいてあげられなくて・・・ごめんなさい・・・」

『!!』

周りを見れば女生徒たちは全員泣いているし、男子たちは落ち込んだ表情をしている。


『そんな・・・これは私が勝手に隠したことで・・・』

芦「でも!!みんな気づいてたんですよ!

先生の服装が変わった事にも、体調が悪そうなことにも・・・」

耳「それでも・・・こんなになるまで私たちは一言も先生に声をかけなかった・・・」

まるで自分のことのように泣いてくれるみんなにも自然と涙がこぼれる。

『ほんと・・・みんな・・・優しいね・・・』

わんわん泣いている麗日を抱きしめれば、女子が飛びつく様に抱きついてくる。

『ありがとう・・・』
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