第12章 11話
相「確か数日前轟には蛇に噛まれた夢を見たと伝えたな」
焦「はい」
相「おそらくその夢を見た日に俺に電話をかけてきて、さっきの夢を現実にする個性の話を聞いてきてる
このことから、おそらくだが夢で蛇に噛まれた傷が現実になってたんだ」
「「「!!」」」
相「そっから轟に何も言ってねぇってことは、次の日からは別の夢を見てる」
緑「別の・・・夢」
相「まぁこれも憶測でしかないが、あいつの頑なまでの拒否の仕方を見ると俺たち関連だろうな
俺たちが酷い目に合うとか、死ぬとか」
飯「しかしそれでは先生が俺たちに話してくれない理由までには・・・」
相「いや・・・・・
夢を現実にする個性の発動条件は・・・その夢を人に話す事」
「「「!!!」」」
その相澤の言葉で全員がが頑なに言わなかった理由を理解した。
相「つまりあいつはその夢が現実にならないように誰にも言えず、毎日俺たちが苦しむ夢を見てるってことになる」
爆「・・・・・それの解除方法は、あるんすか」
緑「相澤先生の個性で打ち消したりできないんですか?」
相「それができんならあいつはとっくに俺に言ってるよ
一応解除方法もあるっちゃあるが・・・」
まためんどくさそうに頭をかいた相澤は生徒たちの顔を見てため息をつく。
相「取り敢えず本当に夢を現実にする個性なのか判断してからだ
別の個性ならやり方がかわる
いいな、あいつにできるだけ悟られるな」
「「「はい!」」」