第11章 特別編
取り敢えず状況確認の為に相澤に小型無線で連絡をとる。
相「そっちはどうだ」
『見てたから知ってるでしょ
勇学園の子のガス出たからやばいことなってると思うよ』
相「やっぱそうか・・・
さっきそっちにオールマイトさんが行ってくれたんだが合流したか?」
『ううん
一応叫び声が聞こえる方に走ってるけどまだ誰にも会ってない
取り敢えずまだガスを吸ってない子の救出に向かうってのでいい?』
相「ああ、頼んだ」
無線を切り、取り敢えず悲鳴のする方へ走っているが一向に誰とも会わない。
『(あああ、しか聞こえないから多分ゾンビになった子たちの声だと思うんだけど・・・)
って、わっと・・・』
焦「!?
ちょうどいい、一緒に来い!!」
誰かにぶつかったと思えば焦凍だった。
驚いた顔をしたが、一瞬でを横抱きにし一緒に走り出す。
緑「と、轟君・・・///」
麗「そういうの・・・普通にしちゃうんだね・・・」
芦「さすが・・・」
焦「あの勇学園の生徒の個性なんなんだ?」
しれっと会話を続ける焦凍にも抗議することは諦めて知っている情報を伝える。
『個性はゾンビウィルス
さっきのピンクの煙を吸った人がゾンビになっちゃうの
感染するとそんな攻撃でもダメージを受けなくなるんだけど、代わりに思考が停止する
狂暴化して攻撃力も上がるし、”あああ”って言うってことぐらいかな知ってるのは』
緑「解く方法はないんですか?」
『一定時間経てば解けるとしか・・・』
焦「ならどっちみち今は逃げるしかねぇってことだな」
そのまま4人で走り、洞窟の中に避難する。