第11章 特別編
焦「あれ??」
『授業が前に進まないと相澤先生怒るからね』
目の前には頭をぶつけあって怒鳴りあっている爆豪と藤見の姿。
爆「喧嘩売ってんなら言い値で買ってやんよ」
藤「この実習で俺たちの方が優れてるってこと証明してやる」
爆「かかってこいやぁ!!」
『はいはい、二人とも喧嘩はやめようね』
二人の頭を軽く叩き、喧嘩をやめるように促す。
爆「てめぇ何しやがる!!」
『こんなところで争ってどうするの
ちゃんと実習で戦いなよ』
爆「わかってんよ!!
てかてめぇここにそんなかっこでのこのこ入ってくんじゃねぇよ!性別考えろ!!」
怒りの矛先がなぜかに向き入ってきたことを怒られている。
『え、いつものコスチュームでしょ
なにがだめなの』
(((いや、先生それは爆豪が正しいです)))
緑「(ごめんなさい・・・)」
のいつものコスチュームという事は露出の多い恰好ということである。
そんな恰好で男しかいない更衣室に入ってきたことを怒られているのだが、本人がわかっていない。
藤「な、んだその人は・・・///」
爆「ああ!?
あ?」
いきなり藤見がおとなしくなったと思えば、顔を真っ赤にして顔を押えている。
爆豪が藤見の視線の先と顔でなにに顔を赤くしているかわかり、更にいらいら度が増した。
爆「てめぇ何こいつのコスチューム見て顔赤くしてやがんだ殺すぞ!!」
藤「あ、赤くなどなってはいない!///」
『え、なんでまた喧嘩始めるの?』
(((カオス・・・!!)))
これいつ止まるんだと思った男子たちだったが、が仕方ないとひとつため息をついて爆豪に抱きついたことでまた戦況がかわった。
『はい、もうそこまでにしていきましょう
飯田君みんなを案内してください』
飯「は、はい!!」
爆「て、っめふざけんな」
藤「な、なななななな・・・・///」
の個性により落ち着いてしまった爆豪は口は悪いが迫力がなくなり、藤見は顔をさらに赤くして口をパクパクさせている。
(((うん、もう仕方ないな・・・)))
男子生徒たちはもうこのカオスの状況から抜け出せるのであればなんでもいいやと、菩薩のような顔をしていた。
焦「(・・・俺もあとでやってもらお)」